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パンダに関する基礎知識タイトル
パンダ顔大熊猫って?
分類 哺乳綱 食肉目 ジャイアントパンダ科
日本名 ジャイアントパンダ
中国名 大熊猫(daxiongmao)
学名 Ailuropoda melanoleuca
生後3日目の仔パンダ
生後3日目の仔パンダ

 体重80〜130kg、体長130〜150cm、肩までの高さは70〜80cm。立ち上がると170cmにもなります。生まれたときの平均体重は100g前後で全身薄いピンク色をしており、わずかに白く短い毛が生えています。生後10日までにうっすらとパンダの特徴である白黒模様が現れ始め、4週間程でその模様がはっきりとするようになります。また、生後6〜8週間までに目が開き、3ヶ月程で自分の力で歩き回れるようになります。9ヶ月で離乳、18ヶ月で親離れするそうです。親離れ後は通常単独で行動し、群れて生活することはありません。

繁殖期のオスの生殖器
繁殖期のオスの生殖器

 発情期は通常3〜5月ですが、そのうちメスが妊娠可能な日数は1〜3日程度といわれています。発情期には頻繁なマーキング(=臭い付け→動画はこちら)、睾丸の肥大化がみられ(左写真参照)、また普段はあまり鳴かないのに、馬のいななきと言おうか、羊のような鳴き声(→音声はこちら)をあげたりもします。
 妊娠期間は83〜181日で、出産時期は8〜9月中旬、1頭ないし2頭でそれ以上は滅多にありません。パンダは人間並みに相手を選ぶうえ、生殖可能な年齢に達しても生殖器が未発達で生殖不能ということもあり、飼育下での自然交配は大変難しいとのことです。王子動物園に来た初代コウコウ(興興、中国名−錦竹)が生殖器未発達のため繁殖能力がなく、中国へ送り返されたことは記憶に新しいと思います。

レッサーパンダ
レッサーパンダ

 ちなみに白浜アドベンチャーワールドで生まれたラウヒンは誕生時の体重は195g、体長20cm、ユウヒンは体重190g、体長17cmといいますから2頭とも平均より少し大きいですね。
 ジャイアントパンダは今日多くの科学者によって、分類学上ジャイアントパンダ科に属していると考えられています。しかし、そのずんぐりした姿などからクマに近いとする説や、歯の形状や食性のためにアライグマに近いという説もあります。
 同じパンダの名前をもつレッサーパンダは、食肉目レッサーパンダ科に属しジャイアントパンダに近い種類とされています。

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パンダ顔生息地
 中国四川省、甘粛省、陜西省の海抜2,000〜3,000mの高地で、湿潤な竹林に生息しています。北京や陜西省、湖南省、浙江省、広東省、広西壮族自治区、貴州省、雲南省、さらにはベトナムやミャンマー北部などの洪積世(1万〜100万年前の氷河時代)の地層からは、パンダの化石が出土しており、かつてはパンダが広範囲に生息していたことがわかっています。

臥龍基地の景色
臥龍基地近辺の山並み

 生息数は、陜西省(佛坪・長青保護区など)で約100〜200頭、甘粛省(白水江保護区など)で約100頭、四川省(唐家河・臥龍・九寨溝保護区など)で約800頭といわれており、国際自然保護連合(IUCN)によって絶滅危惧種に指定されています。

 2004年8月に四川省人民政府が発表したところに依ると、四川省内の野生パンダの生息数は1,206頭であり、1980年代末と比べて約30%増加しているとのことです。


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パンダ顔たべもの
ニンジンを食べるラウヒン 竹や笹の葉、タケノコを好みますが、昆虫や齧歯類などの小動物も食べます。また飼育下ではリンゴやニンジン、サトウキビ、牛乳、パンダ団子(トウモロコシ粉や豆粕の粉などを栄養剤と混ぜて蒸したもの)も与えます。しかし主食が竹であることには変わらず、竹以外の食べ物は全体の1%足らずにしか過ぎません。

 パンダは竹という栄養価の低い植物を主食としています。しかし彼らはもともと肉食獣のため、草食獣のように長い腸によって栄養分を充分吸収できません。そのため大人のパンダで1日12〜16kgもの竹を食べなければなりません。調査によると、100gの竹からたったの17gしか栄養分を摂取できないとのことです。対照的に、シカなどの草食動物は、100gの草から80gもの量を栄養分として吸収するそうです。

パンダビスケット 臥龍基地にて
パンダビスケット
臥龍基地にて
 大人のパンダが1日に食べる12〜16kgもの竹から、摂取可能な熱量を計算すると、わずか4,300〜4,500kcalにしかなりません。そして消費カロリーはというと、1日約4,000kcal強になるとのことです。摂取した熱量のほとんどを消費しており、蓄えに回すことができません。そのため無駄なエネルギーを使うわけにはいかないのです。そのため、パンダは起きているときはひたすら竹をむさぼり食い、その他の時間の大半は寝ることによってエネルギーの節約に努めているのです。


どしパン 竹であればどんな種類の竹でもよいわけではなく、パンダが食べる種類は決まっています。何種類かありますが、冷箭竹や華桔竹、大箭竹、豊実箭竹といった竹を好みます。近年問題になっていることの一つにパンダの大量餓死があります。竹はその種類により数十年から百年の一定周期ごとに一斉に開花時期を迎え、数ヶ月後には枯死します(例えば冷箭竹は45年経つと開花時期を迎え、実をつけて数ヶ月後には枯れてしまいます)。開発により生息範囲が狭められたところへ竹の一斉枯死が起こると、パンダは枯れていない他の種類の竹を満足に食べられずに餓死してしまうのです。実際1970年代半ばには、四川省北部〜甘粛省南部の岷山一帯で竹が一斉開花したときは多くのパンダが餓死したそうです。



−参考−
 王子動物園では、5種類の竹(毎日与える種類を変えている)のほか、リンゴ、ニンジン、ビスケット、パンダ団子を与えています。パンダ団子とは、乾燥させた竹をミキサーで粉砕し、トウモロコシ、米粉、大豆、砂糖、食塩、鶏卵、カルシウムを混ぜて団子にし、蒸し器で2時間蒸したもので、1日1個食べています。
 アドベンチャーワールドでは、竹のほか、足りない栄養分をリンゴ、ニンジン、ビスケット、ミルクで補っています。与えている竹の種類は、孟宗竹、矢竹、女竹、真竹、淡竹、唐竹だそうです。
 上野動物園のカンカンとランランには、竹のほかに柿やリンゴ、ニンジン、ミルク粥(ミルク、ごはん、鶏卵、砂糖、塩をまぜたもの)や蒸混合料(トウモロコシ粉、大豆粉、骨粉、食塩を混ぜて蒸したもの)が与えられました。

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パンダ顔身体的特徴
パンダの前肢骨格標本 成都基地にて
※1 橈側種子骨
※2 副手根骨
 パンダは竹をしっかりと手で握って食べますが、これは5本の指と、手首の根本にある橈側種子骨(とうそくしゅしこつ)という「偽の親指(第6の指)」によって掴むことができるからだと考えられてきました。ヒトやチンパンジーが持つ、手の親指が他の4指と向かい合ってモノを掴むのに適した特徴(母指対向性)を、パンダは橈側種子骨によって実現するという考えです。

 しかし最近の研究によって、第6の指たる橈側種子骨は第一中手骨(だいいちちゅうしゅこつ)という親指の掌の骨にしっかり固定されており、親指のようには自由に動かせないことが判明しました。そしてさらに第6の指とともに親指の反対側、小指のそばにある小さな骨の突起、第7の指とも言うべき副手根骨(ふくしゅこんこつ)によって、5本の指で掴もうとするモノを両側から平行に支えているというメカニズムが解明されました。

 パンダの歯はとても丈夫です。強力なあごと頑丈な歯によって、大好きな竹をバリバリと食べることができます。また、私達人間と同じように、パンダも乳歯から永久歯に生え替わります。彼らの歯はクマやアザラシのような他の肉食動物の歯と大変似ています。パンダの奥歯は、人間の奥歯の7倍もの大きさがあります。大きく平らな臼歯によって、竹をかみ砕いて食べることができるのです。

 白と黒の愛らしいツートンカラーでよく知られているパンダですが、眼の回り、耳、鼻面、両脚、肩だけが黒く、その他の毛は白です。誤解されやすいのがしっぽで、某キャラクターの影響で黒だと思われがちですが、実際には白です。見た目はぬいぐるみのようにふかふかしているようですが、実際はかなり剛毛で、脂っぽい手触りでした。臥龍で仔パンダを抱いたとき、首周りの毛がかなり厚くて手が埋もれてしまいました(左下写真参照)。

むぎゅ。


参考文献等
遠藤秀紀『パンダの死体はよみがえる』筑摩書房、2005年
ジョージ・B・シャラー『ラスト・パンダ』武者圭子訳、早川書房、1996年
ジョージ・B・シャラー,胡錦矗,潘文石,朱靖『野生のパンダ』熊田清子訳、どうぶつ社、1989年
中川志郎『カンカンとランランの日記』芸術文化社、1973年
ケレン・スー(蘇克任)『野性的大熊猫』小学館、1999年
中村翔子文、王子動物園監修『パンダ写真集 コウコウとタンタン』BL出版、2001年
名古屋テレビ放送『中川安奈のパンダ紀行』七賢出版、1994年
成都動物園・成都大熊猫繁育基地編『ふたごのパンダ』光文社、1992年
成都大熊猫繁育研究基地ホームページ
国際自然保護連合ホームページ
人民網ホームページ
成都大熊猫博物館内の資料
臥龍大熊猫苑内の掲示
臥龍大熊猫博物館内の資料
神戸王子動物園内の掲示
白浜アドベンチャーワールド内の掲示
上野動物園内の掲示
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パンダ顔おまけ・日本で暮らすジャイアントパンダ

名 前 興興(コウコウ) 旦旦(タンタン) 永明(エイメイ)
住 ま い 神戸・灘区
王子動物園
神戸・灘区
王子動物園
和歌山・白浜町
アドベンチャーワールド
出生地と生年月日 中国四川省・臥龍
中国保護大熊猫研究中心
1995年9月14日
2002年12月9日来日
中国四川省・臥龍
中国保護大熊猫研究中心
1995年9月16日
2000年7月16日来日
北京動物園
1992年9月14日
1994年9月6日来日
性 別 オ ス メ ス オ ス
写 真 興興(コウコウ) 旦旦(タンタン) 永明(エイメイ)
メ モ

(特徴・性格など)
やぐらの上でお休み中...2代目興興。
初代に比べてやんちゃ者。
※中国名
龍龍(ロンロン)
お食事中。もそもそと食べる食事の仕方が上品。足が短い。
※中国名
爽爽(スヮンスヮン)
意外と細く見える目の周りの黒パッチが小さい。顔が細く肩がいかつい。味にうるさい。
良浜(ラウヒン) 雄浜(ユウヒン) 隆浜(リュウヒン) 秋浜(シュウヒン)
和歌山・白浜町
アドベンチャーワールド
中国四川省・成都市
成都大熊猫繁育研究基地
中国四川省・成都市
成都大熊猫繁育研究基地
中国四川省・成都市
成都大熊猫繁育研究基地
アドベンチャーワールド
2000年9月6日
アドベンチャーワールド
2001年12月17日
アドベンチャーワールド
2003年9月8日
アドベンチャーワールド
2003年9月8日
メ ス オ ス オ ス オ ス
良浜(ラウヒン) 雄浜(ユウヒン) 隆浜(リュウヒン) 秋浜(シュウヒン)
まるでボールですとても丸い。臆病なのか異音にすぐ反応する。気が荒そう。 木登り大好き!とても甘えん坊。2004年6月21日、中国・成都へ里帰りしました。 お尻にもある紫のマーキング第一子。目の周りが白っぽい。2007年10月27日中国・成都へ里帰りしました。 お尻にマーキングなし第二子。隆浜との兄弟プロレスではいつも優勢。2007年10月27日中国・成都へ里帰りしました。
幸浜(コウヒン) 愛浜(アイヒン) 明浜(メイヒン)
和歌山・白浜町
アドベンチャーワールド
和歌山・白浜町
アドベンチャーワールド
和歌山・白浜町
アドベンチャーワールド
アドベンチャーワールド
2005年8月23日
アドベンチャーワールド
2006年12月23日
アドベンチャーワールド
2006年12月23日
オ ス メ ス オ ス
幸浜(コウヒン) 愛浜(アイヒン) 明浜(メイヒン)
双子の第一子として生まれました。誕生後しばらくは「メス」と発表されていました。 第一子。両目の間のつむじが二つある。肩の黒いベルトが糸巻き(リボン)型。 第二子。両目の間のつむじが一つ。肩の黒いベルトの上側が下に向かってカーブしているのに対し、下側はまっすぐ。
梅梅(メイメイ) 陵陵(リンリン) 双双(シュアンシュアン)
和歌山・白浜町
アドベンチャーワールド
東京・台東区
上野動物園
メキシコ
チャプルペテック動物園
成都大熊猫繁育研究基地
1994年8月31日
2000年7月7日来日
2008年10月15日死亡
北京動物園
1985年9月5日
1992年11月5日来日
2008年4月29日死亡
チャプルペテック動物園
1987年6月15日
メ ス オ ス メ ス
梅梅(メイメイ) 陵陵(リンリン) 双双(シュアンシュアン)
うずたかく積み上げられた食べ残しの笹笹の選り好みが激しく食べ残しが多い。気が強そう。 肩のベルトが途切れている全体的に黒色が薄い。特に肩のベルトが途中で切れている。 繁殖研究のため上野動物園に来園していましたが、2005年9月26日、メキシコへ帰りました。

2008年5月22日現在

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